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kokosake
心が叫びたがってるんだ
通称:ここさけ

そろそろ全国的に公開が終了されつつあるので、
感想記事なんかを書いてみたり。




ざっくり言うと、
おしゃべり好きな少女・順が、
憧れのお城として見ていたラブホから父親が不倫相手と出てくるところを偶然目撃し、
何も知らずに母親に全部暴露してしまったことで家庭崩壊、
追い出された父親が別れ際に「全部お前のせいじゃないか」と言ったことで、
心に深い傷を負った順はそれ以降一切言葉をしゃべらない少女となってしまった、
というところから物語が始まります。

「青春群像劇」
という触れ込みからは想像もつかない重たい始まりに正直度肝を抜かれましたw




ちなみに、
順は自身が喋れない(喋ると腹痛を起こす)ことを
「たまごの呪い」と称し、
冒頭にたまごの王子が順のお口にチャックをするシーンがありますが、
おそらくこれは順が喋ることに対するトラウマを具現化しようとした結果生まれた、
妄想の産物かと思われます。

実際、
物語終盤に拓実と「たまごの呪いなんかない!」「ある!」と言い争った末に、
「ないと困るの!」
と本音を漏らしたことから、
喋ることに対してトラウマを抱え、
お喋りを封印するにあたって理由が欲しかったがために生み出したのではないかと。


個人的には、
自分も子供の頃にお喋りが過ぎたことがきっかけで、
友人関係に大きな亀裂を生じさせてしまい、
喋ることに対して軽いトラウマのようなものを抱えている人間なので、
順の気持ちはわからないでもないですし、

「言葉は人を傷つける」

というセリフは、
菜月同様、心にグサッとくるものがありました。




本来、
お喋りな事自体は何の罪もないんですが、
順の場合はそれがきっかけで、
最も身近な存在である親に、
「全部お前のせいだ」
と責任を押し付けられたことで、
「お喋りは人を不幸にする」
という巨大なトラウマを植え付けてしまったのではないかと。

正直、
最初は不釣り合いに感じていた冒頭のラブホ演出も、
順の「全くしゃべらない少女」というものを作り出すトラウマとしては、
このくらいが逆にリアルなのかなと。

あと、
終盤の野球部主将三嶋とチア部宇野の濃厚なキスシーンとかも、
濃いけどリアル。

実際うちの高校にも校内でああいうことしてる奴いたしw




そのトラウマをふれあい交流会実行委員として、
ミュージカルを作り上げていく中で拓実が少しずつ解いていき、
解けていくに従って順は拓実を好いていくようになるんですが、
拓実は菜月のことが好きだったということを知ってしまい、
裏切られた気持ちになった順は全て封印しようとしてしまう。

ここで拓実が順の父親のように責任を全部順に押し付け、
大事な交流会当日になにやってんだ、
と叱責していたら、
順はホントに全部封印して貝の中に閉じこもった人間になってしまっていたと思います。

でも拓実はそうしなかった。

それは、
自分自身も家庭が崩壊していくさまを見てきた人間で、
きっかけこそ自分がピアノをやりたいというわがままがあったかも知れないけど、
すべての責任を負う必要はないんだという考えからきてるんじゃないかなと。

拓実の場合は家庭崩壊こそしたけど、
両親や祖父母がうまくフォローしてくれたんでしょうね。


お喋りが諸悪の根源という考えを改めたことで、
順はトラウマから解放され、
交流会終盤から登場、となっていく。

登場シーンはなかなか圧巻です。
あの演出を即興で考えた城嶋先生は一体何者なんだ・・・。




ヒロインの順ですが、
終盤になるに連れて喋るようになりますが、
序盤は、

あっ
えっ
はうっ

みたいなセリフばっかりw

ただ、
非常に表情豊かなキャラクターなので、
水瀬さんの演技力と、
様々な表情を描き分けるアニメーターの力によって、
その時順が何を考えているのかはひと目でわかりますw

表情がコロコロ変わる順が非常にかわいい。




そんな順役の水瀬さん。
先週デビューシングルを出しました。



ここさけの劇中で順として歌う時とは全く違う、
カッコいい水瀬いのりの歌が聴けます。

個人的に、結構オススメ。
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2015'12'07(Mon)02:30 [ Anime - その他 ]
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タグ : 心が叫びたがってるんだ 映画

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